出来る新入社員への道②「良い挨拶」の基準を明確化する
新入社員研修を通して私たちが習慣化していただいていることを「出来る新入社員への道」としてシリーズでお届けしています。今回は、その第２弾「挨拶」について書いてみます。
良い挨拶ができない方へ単に「良い挨拶をしましょう。」と指導してもなかなか良い挨拶ができるようになりません。なぜなら、ご本人が良い挨拶とは何かその基準や行う目的、生み出す効果が分かっていないからです。私たちの研修では、挨拶の基準の下のように明確に示し良い挨拶が実行できるようにトレーニングを行い習慣化出来るようにしています。
「あ」・・・・明るく、アイコンタクト
「い」・・・・意識をもって（何のために挨拶するのか？「感謝」「協調」など意識）
「さ」・・・・先に、さわやかに
「つ」・・・・常に
上記を意識しトレーニングしていくと、時間のかかり方には、個人差がありますが、どんな方でも良い挨拶が出来るようになっていきます。
挨拶は、新入社員だけではなく全ての方が行うことで組織に大きな変化を生み出すことができます。ある企業の管理職者は、弊社の管理職者研修で20年来上手く人間関係が築けなかった部下に対して「毎朝、笑顔で、相手のお名前を呼んで、こちらから挨拶をし、労をねぎらう言葉も添える。」という基準で良い挨拶をなさることを日常行動としてご自分に課されました。はじめは、急に行動が変わったため部下から訝しく思われたそうですが、毎日、「今日は、笑顔が足りなかった。」「気持ちが籠ってなかったなぁ。」などと反省して改善行動につなげた結果、8カ月の時間がかかりましたが部下の方の心の壁も崩れ、今では良きパートナーとなり組織の目標達成に大きく貢献なさるまでになっていらっしゃるそうです。その方の行動から良い行動の継続は、大きな変化を生み出す力があると私も大きな学びを得ました。「良い挨拶」が生み出すプラスのエネルギーは、素晴らしいですね。
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