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2026.02.01

アサーティブコミュニケーションで職場が変わる

職場でのコミュニケーションについて
「言いたいことが言えない」
「本音を伝えると関係が悪くなりそうで不安だ」
と感じたことはないでしょうか

あるいは反対に
良かれと思って伝えた言葉が
相手を傷つけてしまった経験をお持ちの方もいるかもしれません

こうしたすれ違いを防ぐための考え方として
近年あらためて注目されているのが「アサーション」です

アサーションとは
相手の立場や気持ちを尊重しながら
自分の考えや感情、要望を率直に伝えるコミュニケーションのあり方です

自己主張と聞くと
「強く言い切る」「押し通す」といったイメージを持たれがちですが
アサーションはそのどちらでもありませ
「非主張的でも攻撃的でもない第三の選択肢」と言えるでしょう
その根底にあるのは、「あなたも大切、私も大切」という姿勢です

アサーティブコミュニケーションを理解するためには
次の三つの伝え方を知っておくと分かりやすくなります

一つ目は、言いたいことを我慢してしまう「非主張的」な伝え方
二つ目は、相手を責めたり押し付けたりする「攻撃的」な伝え方
三つ目が、相手を尊重しつつ率直に伝える「アサーティブ」な伝え方

私たちは忙しさや立場の違いの中で
知らず知らずのうちに前者二つに偏ってしまうことがあります

では
アサーティブに伝えるためには
どのようなスキルが必要なのでしょうか

まず大切なのは
「事実・気持ち・要望」を分けて伝えることです

たとえば
「どうしていつも遅れるんですか」という言い方は、相手を責める印象を与えがちです
そうではなく
「最近、資料の提出が締切を過ぎることが続いています(事実)
業務調整が難しく、少し困っています(気持ち)
今後は締切を守って提出してもらえると助かります(要望)」
と伝えることで、冷静かつ建設的な対話が可能になります

次に意識したいのが
「私は〜と感じています」という“Iメッセージです
「あなたは間違っている」「やる気がない」といった表現は
相手の防衛反応を強めてしまいます

一方で
自分の感じ方として伝えることで
相手は話を受け取りやすくなります
主語を自分にするだけで、コミュニケーションの質は大きく変わります。

さらに
アサーティブな態度には「聴く姿勢」も欠かせません
自分の主張を伝えるだけでなく
相手の意見や背景に耳を傾けることが重要です

相手の話を途中で遮らず
うなずきや相づちを交えながら聴くことで
「理解しようとしてくれている」という安心感が生まれます
その上で意見を伝えるからこそ
対話が一方通行にならず、合意形成につながっていきます

アサーティブコミュニケーションが職場に根づくと
さまざまな効果が現れます
意見や疑問を安心して口にできるため
ミスや問題が早期に共有され
改善につながりやすくなります

また
立場や年齢に関係なく対話が生まれることで
信頼関係が深まり
チーム全体のパフォーマンスも向上します

そして何より
無理に我慢したり
感情を押し殺したりすることが減り
働く一人ひとりが心身ともに健やかでいられるようになります

やさしく
率直に伝えることは
決して特別な人だけができるものではありません
少し言葉を選び
相手と自分の両方を尊重しようと意識することから始められます

アサーションは
日々の小さな対話の積み重ねの中で磨かれていくスキルです
その一歩一歩が、信頼と安心のある職場づくりにつながっていくのではないでしょうか

アサーティブコミュニケーションで職場が変わる

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