「『的外れ解散』・・・ならねば良いが」
「『的外れ解散』・・・ならねば良いが」 2014年12月号
11月21日衆院本会議で議長が解散を宣言、
万歳三唱が議場に虚しく響きます。
12月2日公示、14日投開票。
年末の忙しい時期に700億円の血税をつぎ込んでの
選挙が始まります。
・・・何の為の?誰の為の?選挙でしょうか?
多くの国民が疑問視する解散総選挙、
2年前・・・誰もが1年弱でコロコロ変わる政権
トップに嫌気がさして長期安定政権で
「しっかり日本を立てなおして欲しい」と願って
一票を投じたのではないでしょうか。
安部首相が放つアベノミクスの3本の矢。
一本目は「大胆な金融施策」。
確かに株高・円安と今までの流れを変えたのは事実です。
株高で儲けたのは大企業や一部の株で、円安で潤ったのは
大手自動車関連メーカーの輸出企業です。
しかし、急激な円安に行き過ぎはないでしょうか?
多くの中小企業は材料やエネルギーコストが上昇し
儲けを出すことは出来ずに苦しんでいます。
国民の多くも食品や生活物資の値上げで苦しんでいます。
・・・第二の矢は「機動的な財政施策」。
公共事業は増えていますが、建設業の職人が足りないため
受注に至らず、事業の上積みが出来ず、民間企業は
建設コストの値上がりで利益を出せないでいるのです。
・・・三本目の矢は「成長戦略」。
消費税8%アップ後、国民の消費マインドは低下し、
GDPも2期連続下がっています。
矢を放つのは誰でも出来ます。
的に当てなきゃ意味がないのです(施策の効果は現れない)。
今回の選挙も、何の意味も意義を持たない
「的外れ」の選挙には終わって欲しくありません。
その為にも腕を磨いて「成長戦略」の的に当ててくれ!
我々国民も外的要因に惑わされずに一生懸命
「精」出して頑張ろう!
国づくりは一人ひとりの国民の結集です。
その為にも無駄な一票はないはずだから投票に行きましょう。