2014.11.20
「経営勘その1『場の空気を読む』②」
▼社内の空気
社内にもリスクはたくさんあります。
設備や装置のパフォーマンスを気にしがちですが、ミスや事故を起こして
損失を出したり、生産性や効率性を悪くしたりするのはみんなヒトです。
ヒトの保守点検を行うには、頻繁に現場へ出て、社員と話し、その言葉や
態度から状態を読み取るスキルが必要です。
ここでも”違い”がポイントです。
取引先やお客さんもそうですが、人の”異変”を感じ取らせるのは粘着時間、
コミュニケーション時間です。
粘着時間が多いほど”違い”に気づき、「場の空気」が読めるようになります。
▼交渉の空気
顧客や取引先との交渉や、待遇改善などに関する社員との折衝にも「場の空気」
があります。
それを感じ取って、機先を制するのが交渉術です。
交渉術で大事なのは相手の気持ちを理解し、共感を示すことです。
相手の感情や気持ちに目を向けず、自分の主張ばかりするのと感情的なもつれが生まれ、
上手くまとまりません。
相手の心を上手につかむことが重要です。
(「小さい会社を強い会社に変える方法」第3章 P124~P125より)
経営コンサルタント大野尚のコラム
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