2014.11.27
「中小には『町の魚屋さん方式』が合っている」
マーケティングで決め手になるのは”数”です。
消費者の多数決によってモノづくりの方向を決めようとするのが、大手の
マーケティングです。
それとは逆に、たとえば町の魚屋さんでは、お客さんは数ではありません。
魚屋さんは毎日リアルなお客さんと接しています。世間話などをしながら、
今の状況とお客さんの以降に応じて臨機応変に対処しているのが、数ではない
お客さんと言葉を交わしている町の魚屋さんです。
規模の大きなマーケティングで抽出されるのは、いわば表層的なものにすぎません。
出てくるのは最も一般的な声であり、それに対応した製品を提供するのが
マーケティングによる商品開発です。
しかし、表層的な声はすぐに移り変わり、また新たなマーケティングをしなければ
なりません。
大手の場合は、それでも一向に構いませんが、小さい会社はそうではありません。
目の前にあるリアルタイムの状況に敏感に反応し、お客さんの心に触れながら新規の
提案をしていく「町の魚屋さん方式」が小さな会社の得意分野であり、
そこに小さい会社の”強み”があります。
その強みとは次の通りです。
①目の前で起きているリアルタイムの状況をすぐに経営に活かせる。
②顧客のさまざまな声を経営に活かせる。
③自分の経験や知識、知恵を活かして臨機応変に対応できる。
(「小さい会社を強い会社に変える方法」第2章 P63~P65より)
経営コンサルタント大野尚のコラム
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