「目標設定を支援する面談法」
「目標設定を支援する面談法」(16年8月号)
管理職者の方々を対象とする【目標設定と考課スキルアップ研修】
を実施しています。
部下と共に目標設定し目標達成をサポートしていくことは上司とし
て大変重要な役割ですが、どの様な流れで面談を行っていけば良い
のか迷われる方も多いようです。
今回は、研修の中でお伝えしている“目標設定を支援する面談法”に
ついて書いてみましょう。
■面談前
1.会社の理念や中長期目標、今期の全社目標、自部署の目標について
周知徹底するための機会を設け全員に浸透させておく。
2.個々に求められる役割(果たすべき成果)について【あるべき姿】
を示し理解を促す。
3.面談までに部下自身に具体的な目標と目標達成のための行動を考えさせる。
■面談
1.良い挨拶ではじめ日頃の感謝を伝える。
2.面談の目的を伝える。
3.設定した目標や達成のための方法などについて質問し積極的に傾聴する。
(頷き・相槌・アイコンタクトなどを意識し話しやすい空気感を醸成)
(自分が話すことは極力ひかえ部下の話しを聴くことを重視)
4.部下の話が全て終わったら上司からの助言・リクエスト・指示を出す。
5.目標が非現実的に高い、又は低いなど目標設定変更の必要がある場合、
そのことを伝え次の面談を設定。次の面談までに再度目標設定してき
てもらうためのポイントも併せて示す。
6.期待を示し部下が「やるぞ」というプラスのイメージを持てるようにし
面談を締めくくる。
上記の流れを意識し面談を実施していけば、上司から目標を押し付けるので
はなく、部下自身が担うべき役割を理解し自主的に目標設定が出来るように
なっていきます。
また、継続的に行っていくことで部下自身の目標達成力も向上していきます。
部下のモチベーションを高め目標達成を支援する面談を実施し部下の方々の
成長をサポートしてみて下さい。