【部下を伸ばすリーダーの自己評価】
【部下を伸ばすリーダーの自己評価】
部下と積極的にコミュニケーションをはかり部下の特性を
理解し組織のビジョンや目標に向かって部下が自発的に行動を
起こせるようにサポートするヒューマンマネージメントの能力は、
複雑化する世の中で益々必要になってきています。
今回は、弊社管理職者研修で使用しているリーダーの自己評価を
ご紹介し、リーダーとして必要なヒューマンマネージメントに
ついて考えて頂く機会といたします。
各項目に5つのチェック項目を設定しています。
実行していることがどれだけあるのかチェックしてみて下さい。
■1 ビジョンや組織の強みを浸透させる能力
①組織のビジョンや強みを部下に意図的に伝えている。
②ビジョン達成のために行動レベルまで具体化している。
③ビジョン実現を測定する基準やマイルストーンを部下と
共有している。
④自身がメンバーのモデルとなるよう組織の理念に基づいた
行動をとっている。
⑤部下が組織の理念からはずれていないか常に確認し、
はずれている場合は行動を修正している。
■2 協力体制をつくり、チャレンジする組織をつくる能力
①協力体制を実現するために環境を整え、組織内の信頼関係を
促進している。
②部下の強みや特性を理解尊重し、お互いに協力し合う環境を
つくっている。
③常に一歩先に意識を向け、未来に向けて何をすべきか
考えている。
④会議や普段のやり取りを通して、部下の斬新なアイデアや
発想を引き出している。
⑤部下のモデルとなるように常に革新的で前向きな挑戦を
している。
■3 人を育成する能力
①部下の強みに気づき、本人にも伝えている。
②部下の貢献や変化に気づき、認めている。
③部下を育成することを念頭におき仕事を任せている。
④自分の功績をアピールすることより部下を引き立てることを
優先している。
⑤部下の成長のためにリスクに挑戦させることが出来る。
■4 共通の目標に向けて、メンバーの特性を活かす能力
①部下の能力や考え方を常に把握するようにしている。
②部下の能力が活かされる機会を意図的に設けている。
③部下が多様なアプローチを行えるよう後押ししている。
④部下の特性に合わせて指導している。
⑤部下が強みを活かして仕事が出来る環境を整えている。
■5 責任を果たし、成果を評価する能力
①部下の目標達成プランを定期的にチェックし必要に応じて
軌道修正している。
②部下の役割・責任を明確化し、それを果たすための
サポートをしている。
③部下が最高のパフォーマンスを上げられるよう常に
サポートしている。
④部下が成果を出した時には、適切に承認し評価をしている。
⑤部下が成果を出せなかった時、適切に助言し成果を
出せるように指導している。
さて、いくつチェックがつきましたか?
どんなに素晴らしいリーダーも全ての項目で100点満点を
とることはあり得ません。
しかし、部下を伸ばし組織を発展させるリーダーは
常に自己評価を行い、とるべき行動を起こしています。
この自己評価が更なる部下育成のためのヒントとなれば幸いです。