対立をプラスのエネルギーに変換する【コンフリクト・マネージメント】
対立(コンフリクト)は、良くないことであると捉えがちですが、
正しくマネージメントすることによりプラスのエネルギーに変換
することが出来ます。
コンフリクトをマネージメントするトレーニングを積むことで
次のようなメリットを生み出すことが可能となってきます。
1.組織変革が可能となる
組織の変革は、多様な意見の中から生まれてきます。
感情面での負の対立を回避し良好にコンフリクト・
マネージメントすることにより、新たな視点が生まれ
組織変革を可能とします。
2.率直な意見を言い合える環境整備が出来る
自分の意見を言語化することで、自身の感情(何に対して
苛立っているのか?何を求めているのか?)を整理すること
が可能となります。
お互いに率直な意見を言い合える環境を整えることが
自己理解に繋がるのです。
また、積極的に相手の真意や思いを傾聴する能力を高める
ことで相互信頼も醸成されてきます。
3.質の高い意思決定が可能となる
様々な視点で意見が出されることにより漏れや偏りがなくなり
多くの情報の中から、効果的な意思決定が出来る可能性が広がります。
4.学び・気づき・アイデアが生まれやすくなる
自分にない考え方を知ることで視野が広がり学びや気づきを
生みやすくなります。
また、組織内でも硬直化した思考に陥らず多様なアイデアが生まれてきます。
このようにメリットが多いコンフリクト・マネージメントですが、
どのように手に入れれば良いのでしょうか?
コンフリクト・マネージメントを行うために組織内でメンバー皆が
心に留める必要があることを4つのポイントにまとめますので参考に
してみてください。
■ポイント1
相手を否定・罵倒・侮辱しないこと
■ポイント2
相手の立場を尊重すること
■ポイント3
自分を客観的に見つめること
■ポイント4
「誰が」ではなく「何が」正しいのかを考えること
対立というエネルギーを「私たちのためにどう活かすか?」を
組織内で考えることで多くのメリットが生まれてきます。