社員のリスクマネジメント感性を高める
世界で起こる紛争と対立
自然災害
経済状況の激変
社会変化
など
企業を取り巻く環境は
予測出来ないように変化しています
そのような環境下で
経営者や経営幹部は勿論ですが
社員も含めて
リスクを予見し
より良い未来へ繋げていく
リスクマネジメントについての感性を高めることが
求められているのではないかと考えます
本コラムでは
リスクマネジメントのために必要な
4つのステップについてご紹介いたします
1.事業全体を俯瞰する目を持つ
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世界の動向
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国内の動向
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業界内の動向
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組織内の動向(人材・設備・財務等の情報)
世の中の動きと自分の仕事がどのように結びついているのかをイメージする機会を意図的に設けることや、予測されうる動向を想像し将来像をイメージする力を高めるために、朝礼や会議の場などを通して情報提供をすることが有効です。
自分たちがやっている仕事が世の中とどのように関係しているかを理解することで、仕事の有益性を感じ、誇りを持って仕事をする機会ともなるため、積極的に自社の仕事と関連させながら事業全体を俯瞰する目を持つよう育成することが有効です。
2.中長期的なメリット・デメリットを的確に判断する
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コンプライアンスに基いた判断基準
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理念に基いた判断基準
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経営健全性
一人の社員の判断の誤りが、本人だけでなく会社全体へも大きな影響を与えます。判断するための正しい情報となる法令や理念、経営健全性などを説き、目先の利益だけに囚われず中長期的なビジョンで何が正しいのかを判断する能力を高めるための教育が必要です。
3.発生しうるリスクを予測・評価する
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社員のリスク感性(予測・評価・対応力)を高める
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リスクを共有する組織体制の構築
仕事をする中で感じる危険を発見し発表する機会を会議の場などで意図的に設けて、リスクを予測し優先順位をつけて解決していく能力を高めるよう導くと良いでしょう。
4.企業の持続的発展へのチャンスとして対策を打つ
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発想転換力の向上(リスクを過度に恐れずチャンスへ転換する思考法の確立と共有)
「ピンチはチャンス」です。リスクを恐れて何もしないことが最大のリスクです。前向きに行動して失敗したのなら、先ず行動したことを褒めてあげましょう。その上で失敗という貴重な経験を未来に向けてどのようにチャンスに変えていくことが出来るのか本人に考えさせ、ピンチをチャンスに変える思考法の習得をサポートすると良いでしょう。
仕事だけではなく
プライベートにおいても
不必要に変化を恐れず
リスクをマネジメントする感性が高まれば
より充実した人生を送る可能性も高まるのではないでしょうか
そのような感性を高めるための
導きや学びの環境をつくる企業が
リスクというピンチをチャンスに変え
発展成長するものだと考えます