post-6855大切にしたい2つの“そうぞうりょく”

2022.07.31

大切にしたい2つの“そうぞうりょく”

日本を代表する現代美術家のひとりである

宮島達男さん

ART IN YOU“芸術はあなたの中にある”

という考え方を基盤に

LEDなどの新しい素材を使った芸術を展開しています。

 

その宮島さんの講演会に伺った際

特に印象に残っているのが

アーティストには、2つの“そうぞうりょく”が必要だというお話でした。

 

2つの“そうぞうりょく”とは

想像力(イマジネーション)

創造力(クリエーション)

とのことです。

 

想像力とは、他者の痛みや思いを理解しようと想像する力(イマジネーション)

創造力とは、自分自身は勿論、周りの人や社会の為により良く物事を変えていく力(クリエーション)

と位置付けられていました。

また

宮島さんは芸術を志す学生に

次のようにおっしゃっているとのことでした。

「芸術学部を出てもアーティストとして成功する人は極わずかです。では、アーティストになれなかった人が、芸術を勉強することが無駄だったかというとそうではありません。芸術を学ぶ段階で手に入れた2つの“そうぞうりょく”は、実社会でも大きな力となるからです。」

この話を伺った時に

ビジネスシーンで仕事をする私たちにも

この2つの“そうぞうりょく”が大切だなぁと

腑に落ちました。

 

この2つの“そうぞうりょく”を育み伸ばすことで

より良い仕事ができる可能性が広がるという思いから

私も研修を通して

参加する方々が

2つの“そうぞうりょく”を実際に職場で活かせるよう支援をしています。

 

宮島さんのお話を

アートシーンから

ビジネスシーンに置き換えて

私なりに整理すると以下の様になります。

 

仕事をする上で大切にしたい【2つの“そうぞうりょく”】

想像力(イマジネーション)

・お客様や共に働く仲間(上司・先輩・同僚・後輩・部下)が何を求めているのかイメージし貢献する力

・未来に向けて、より良い方法(アイデア)を考えて行動する力

・意見や価値観が違う相手に対しても、その思いや本心を理解するために、相手が何を感じているのか想像する力

 

創造力(クリエーション)

・固定概念に縛られず、柔軟な発想で、より良い物や仕組みをつくりだす力

・小さな一歩でも良いので、これまでよりも良い状況をつくるための何かを生み出す力

・新たな物や仕組みをつくりだすために必要な情報を集め、知識を高め、自らを磨く、自己創造の力

 

様々な作業がAIに置き換えられていく中で

想像力創造力を育み

伸ばしていくことが

人間がより良い仕事を行うために

更に必要になってくるのではないかと予測しています。

 

不安視される世界情勢、それに伴う経済の混乱

長く私たちを苦しめるコロナの禍など

激しく変化する状況下において

より良い未来をつくりだすために

アーティストだけでなく

ビジネスシーンで働く私たちにとっても

2つの“そうぞうりょく”が大きな力になると感じます。

 

大切にしたい2つの“そうぞうりょく”

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