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2023.09.02

SNS投稿リスク回避

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)

により人と人が結びつき

情報を交換することが飛躍的に進歩したと言われています。

 

私も友人や親族たちと

お互いの様子を知らせ合うツールとして

SNSを利用しており

その恩恵を受けている一人です。

 

多くのメリットがあるSNSですが

他の道具(ツール)と同じように

使い方によって良い道具にも悪い道具にも変化します。

つまり

使用する私たちの道具を使う際の認識が

大変重要だと言うことではないでしょうか?

 

昨今

企業、行政団体、プロスポーツ団体など

多くの組織から

メンバーのSNS投稿リスクを軽減したいというご相談を頂戴し

研修やガイドライン作成などのご支援をすることが増えています。

 

なぜなら一人の不適切な投稿が

本人のみならず所属する組織の信頼を著しく傷つける恐れがあるからです。

 

今回は、私たちがSNS投稿のリスク回避法として

助言による支援や研修を行っている内容の一部をご紹介いたします。

 

SNS投稿リスク回避の5ポイント

 

ポイント1 業務上知り得た情報は投稿厳禁

機密情報の漏洩は組織へ甚大なダメージを与えます。

業務上知り得た情報についての投稿は厳禁です。

また家族に伝えたことを

家族がSNSに投稿することで情報漏洩するケースも散見されます。

ご家族ともSNSの使い方に関して認識を共有することも必要です。

 

ポイント2 コンプライアンス違反となる投稿はしない

他者の人権を傷つけるような投稿は厳禁です。

人種差別、ジェンダー差別などは

他者の権利を蹂躙する法律違反行為となります。

「〇〇人は、国へ帰れ」などの特定の人々を排斥するような発言は

重大な法律違反となります。

 

ポイント3 許可なく他人のこと、他人の写真を投稿しない

基本的に他者のことは投稿しない方が良いでしょう。

投稿する場合は

写真を投稿することや発言を載せることなど

十分に許可をとった上で投稿しましょう。

また

許可なくネット上にある写真などを使用することも

著作権法違反の罪に問われる恐れがあおるため注意が必要です。

 

ポイント4 他者のコメントや「いいね」などにも十分留意する

コンプライアンスに抵触するような

内容に問題がある投稿に賛同的なコメントを記したり

「いいね」ボタンを押すことも

コンプライアンス違反を容認・賛同することになるので

十分に留意する必要があります。

 

内容をよく読みもせず

「いいね」をクリックすることは止めましょう。

 

ポイント5 組織の一員として世界中に発信していると意識する

一旦発信した投稿を完全に削除することは難しいと言えます。

ネット上にいつまでも残るデジタルタトゥーとなるた

投稿する前に内容を確認し

組織の一員として問題が無いかをチェックした上で投稿しましょう。

感情的に激している時や

アルコールを飲んでいる時など

判断力が低下していると際に

感情にまかせて投稿することは

取り返しがつかない対立攻撃””信頼低下を引き起こしかねないため止めた方がよいでしょう。

日本国憲法では

言論・出版その他一切の表現の自由を保障されており

一人一人の権利が保障されています。

自分が表現したいことを

自由に表現できる国に住んでいる私たちは幸せであると思います。

 

しかしながら

その自由は

あくまで他者の尊厳を守る

基本的人権への配慮がなされて

初めて獲得されるものであることも忘れてはなりません。

 

SNSという道具を

豊かに活用し

組織の一員として充実した仕事や生活をおくるためにも

SNS投稿のリスクを回避出来るよう

意識醸成をすることが組織にも個人にも求められています。

SNS投稿リスク回避

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