プレゼンテーションは向上可能なスキル
「自分は、相手に意図を上手く伝えることが下手だ」
「会社内の会議や顧客に向けてプレゼンテーションすることが苦手だ」
などという声を多く聞きます
自分の意図や思いを相手に適切に伝えることは確かに大変難しいですよね
プレゼンテーションとは
会議や営業の場で効果的な説明を行い
企画を通したり
商品やサービスを購入いただいたりする場面でも
当然必要となるスキルですが
1対1の会話でも相手に思いを適切に伝える技術でもあります
他のスキルが
そのやり方を理解し
意識的に行動することで
レベルアップし
習得できることと同様に
プレゼンテーションのスキルも
どなたでも高めていくことが出来る技術だと言えます
今回は
プレゼンテーションスキルを高めるために
どんなことが必要なのかをご紹介しましょう
先ず
プレゼンテーションとは何でしょうか？
英語では「表現、提示、紹介」という意味になります
古くは米国の広告業界で使われ始めた用語だと言われています
実体のない広告という商材を購入頂くために
顧客にその有用性と効果を理解してもらうスキルとして
広まっていった技術です
現在では
様々なビジネスシーンや日常生活においても
プレゼンテーションのスキルが求められてきています
プレゼンテーションの語源はプレゼント（贈り物）
ですので
一方的に売り込んだり
説得したりすることではなく
相手が喜ぶ贈り物を届けるような利他の意識をもって取り組む
マインドセット（意識の醸成）が必要だと言えます
そのことを踏まえて
プレゼンテーションの向上に必要な具体的なスキルについて記述いたします
■ヒアリング・スキル
相手の顕在化している要望や
潜在的な要望を把握することが
プレゼンテーションの可否に大きく影響を及ぼします
相手がこちらを信頼し
本音を気楽に話せる環境構築のために
アクティブリスニング（積極的傾聴）を行います
＊アクティブリスニングについては以下のコラムでご紹介しています
【アクティブリスニング】マインドセットとその効果
問題点や悩みに共感しながら
本質的に解決したい課題が何かを明確にヒアリングします
どんなに良い資料を作成したとしても
解決したい課題の把握がずれていては
プレゼンテーションは成功しないからです
■課題が解決できた時のメリットの提示
課題を解決することでどんなメリットをえられるのか？
具体的にイメージが出来るよう提示します
相手も自分自身（自社）も両方を大切にした
WIN-WINのコミュニケーション心理学である
アサーションスキルを活用しましょう
＊アサーティブスキルについては以下のコラムでご紹介しています
アサーティブコミュニケーション
■課題解決策の提示
課題解決のために
自分（自社）が何ができるのかを具体的に
解りやすく伝えることが必要です
例えば
「課題解決のために３つの方策をご提示します」
「１つは、〇〇〇」
「2つ目は、△△△」
「3つ目は、◎◎◎」
など論理的に具体的に伝えましょう
この際に
決して独りよがりにならず
問題解決をお手伝いするためにこの説明をしている
と意識し
相手の目線や理解度に沿って伝えることが重要です
■プレゼンテーションの基本形を活用する
相手の課題解決に向けて提示する際に
以下のことを意識すると良いでしょう
◆主張ポイントの明確化
話し手がもっとも伝えたいことを端的に伝えましょう
例：今ある課題〇〇をこのように解決しましょう
◆根拠の提示
主張をする背景や理由や根拠
例：現状にはこのような課題があります。解決できれば、このように大きなメリットがあります
◆結論
具体的に達成するための手段や方法を提示
例：課題の解決で大きなメリットを得るためにこの方法が有効です
今回ご紹介したこれらの基本ポイントを意識して
行動していくことで
プレゼンテーションのスキルは
大きく向上していきます
ビジネス面でも
プライベート面でも
自分の思いを適切に相手に伝えることは
とても大事なことですね
そのためにプレゼンテーションのスキルを意識的に向上させていきましょう
